車の後ろの窓を拭くリアワイパー。ハッチバックやミニバン、SUVには付いている車が多い一方で、セダンには、あまり付いていません。なぜ、車によって、付いている・付いていないの違いがあるのでしょうか。
この記事では、リアワイパーの歴史と、付いていない車がある理由、スバルのように装着する車、そして最近の動きを整理します。
結論:理由は「汚れ方の違い」と「空気抵抗(燃費)」、そしてメーカーの考え方
リアワイパーは、後ろの窓に付く、泥や水滴を拭くための装備です。車の形によって、汚れやすさが異なるため、必要性も変わります。さらに、空気の流れ(空力)への影響も、考慮されます。

リアワイパーの歴史
日本で初めて、リアワイパーを装備した車は、1972年発売のホンダ・シビック(ハッチバック)だったとされています。ハッチバックやワゴンなど、リアガラスが、車体の後ろの端にある車は、走行中に、タイヤが巻き上げた泥や水が、後ろの窓に付きやすいためです。
付いていない車がある理由
1. セダンは、雨や泥が付きにくい形
- リアガラスが、なだらかに傾いているため、走行中の気流が、水滴を後ろに払ってくれる
- トランクが、泥はねを防ぐ

2. 空気の流れを乱すから
リアガラスの周りの気流を、スムーズに保つことで、空気抵抗を減らし、燃費を向上させる設計があります。そこにワイパーがあると、気流が乱れ、空気抵抗が増えることがあるとされています。
3. 使用頻度が低く、コスト・軽量化を優先
あまり使われない装備だと判断されると、コストや、重量を減らすために、省かれることがあります。
それでも、セダンに付いている車がある
スバルは、セダン(インプレッサG4など)にも、リアワイパーを標準装備している車があります。雨や泥、雪など、視界を遮るものを払拭して、視界を確保するという、安全に対する考え方によるものだとされています。雪の多い地域では、後方の視界の確保は、特に大切です。
最近の動き
最近は、ハッチバックでも、リアワイパーを廃止する車が、出てきています。リアデザインの改善や、燃費の向上、使用頻度の低さなどが理由として挙げられています。
海外でのリアワイパー
海外でも、リアワイパー付きの日本車が、好まれる例があります。雨の多い地域や、悪路が多い地域では、後方視界を確保する装備として、評価されているとされます。
リアワイパーを使うコツ
- 洗浄液(ウォッシャー液)を、リアにも噴射して、汚れを落とす
- ゴムが劣化したら、早めに交換する(拭き残しの原因になる)
- 乾いたガラスで、ワイパーを動かさない:ガラスを傷つけるおそれがある
- 雪や氷が付いているときは、取り除いてから使う
ワイパーのゴムの交換や、ウォッシャー液については、ウォッシャー液の記事も参考にしてください。
リアワイパーの有無で選ぶなら
- 雪や泥の多い地域に住んでいる:リアワイパー付きが便利
- ハッチバックや、ミニバン、SUV:後ろの窓が汚れやすいので、装備があると安心
- セダンで、あまり汚れが気にならない:なくても、困らないことが多い
- 洗車の頻度が少ない人:汚れが付いたままになりやすいので、付いていると便利

なお、リアワイパーの有無は、グレードでも異なる場合があります。購入時に、確認しましょう。
よくある質問
Q. リアワイパーを、後付けできますか?
車種によっては、後付けの部品が販売されています。取り付けや、配線に注意が必要なので、専門店に相談してください。
Q. リアワイパーが、不要な場合はありますか?
セダンのように、汚れにくい形状の車では、必要性が低い場合があります。使い方や、住む地域で、判断しましょう。
Q. リアワイパーのゴムは、どのくらいで交換しますか?
拭き残しや、異音が出たら、交換のサインです。目安は車種や使用状況で変わるので、点検時に相談してください。
リアワイパーの、お手入れ
- ゴムの交換の目安:拭き残しや、びびり音が出たとき
- ウォッシャー液を、定期的に補充する:リア用のタンクが、別の車もある
- アームを、立てたままにしない:戻すときに、ガラスを傷つけないよう、手で戻す
- 洗車機を、使う前に:取扱説明書で、リアワイパーの扱いを確認する
雨の日や、雪の日の、後方視界は、安全に直結します。リアワイパーがない車は、ガラスの撥水コートなどで、視界を確保する方法もあります。
まとめ
- リアワイパーは、後ろの窓の泥や水滴を拭く装備
- セダンに少ないのは、汚れにくい形と、空力(燃費)のため
- スバルのように、安全の考え方から、標準装備するメーカーもある


情報源
- くるまのニュース「後ろのワイパー『いる?』それとも『いらない?』セダン車のリアワイパーがない『理由』とは」(kuruma-news.jp/post/662469)、ベストカーWeb「あっても実は使ってない? セダンでは全滅間近?」(bestcarweb.jp/?p=260343)
- メーカーの設計意図は、車種ごとに異なります。2026年10月時点で確認した情報に基づきます。


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