ゼブラゾーンの正しい通行ルール!事故の際ゼブラゾーン内の走行が優先される!?

間違えて覚えているゼブラゾーンの正しい通行ルール。

普段、車を運転していると、車の免許持ってるのに「この標識なんだっけ!?」とか、「このライン何の意味だっけ!?」ということありませんか!?

ゼブラゾーンといわれる、特に右折レーンに書かれている縞模様の部分もその一つで「何を意味しているのか!?」「ゼブラゾーン内を通行してもいいのか!?悪いのか!?」なんて迷ってしまっていませんか!?

ゼブラゾーンを超えて右折しようとしていたら、後ろの車がゼブラゾーンを突っ切ってきて「あぶねーな!」と思ったことありませんか!?

いかにも「ここは通っちゃいけませんよ」とばかりに書いてあるゼブラゾーンですが、直進車が詰まっているときなど、ゼブラゾーン内を走行したくなります。

実はこのゼブラゾーン走ってもいいんです。

それどころか積極的に走った方がいいんです。

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ゼブラゾーンの交通既定

「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」の規定によれば、導流帯(ゼブラゾーン)は、「車両の安全かつ円滑な走行を誘導する必要がある場所」とあります。

ゼブラゾーンは、直進車が間違って右折ラインに入らないようにするための、導流帯と呼ばれるもので、立ち入りについては、安全地帯や立入禁止部分のような禁止条項や罰則はありません。

従って、右折時に手前からゼブラゾーンの上を走っても全く問題ありません。

むしろ、ゼブラゾーンを通っていないことで、事故の際の過失割合で不利にはたらくこともあるのです。

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ゼブラゾーン事故の場合の過失割合

ゼブラゾーンを避け、ゼブラゾーンが途切れたところで右折レーンに入ってきた車と、手前からゼブラゾーンの上を走ってきた車が接触してきた場合、その過失割合は、新色変更した側が「70」、後続車が「30」というのが判例の基本となっています。

比較のために、ゼブラゾーンがない場合を考えてみると、明らかに車線変更をした車の過失割合が大きく、車線変更をした車「70」:直進車「30」=7:3です。(基本過失割合)

ゼブラゾーンをきっちりと避けて右折した車の運転手は釈然としないかもしれませんが、これが交通ルールとなっているので注意しましょう。

あくまでもゼブラゾーンは、間違って右折ラインに進入してしまう直進車を喚起するものなのです。

ゼブラゾーンを走行すべき理由

ゼブラゾーンが途切れてからの車線変更は舵角も増え、後続車のチェックも必要です。

それならば、ゼブラゾーンを跨いで右折レーンにまっすべし侵入する方が安全で、ストレスが少なく済みます。

当然ですが、反対車線に飛び出るのはご法度です。

しかし、直進レーンの流れが悪く、右折レーンは開いている場合、ゼブラゾーンは遠慮なく活用して直進レーンに並ぶ車を1台でも減らした方が、渋滞の列を短くできます。

それでもゼブラゾーンを跨いで通行するのに抵抗があるという人は、必ず後方をよく確認し、「自分のほうが優先とは思わない!」「相手が減速(止まる)するだろうと思わない!」と注意してください。

ゼブラゾーンを通るという人も「ゼブラゾーンを避けて右折するドライバーの方が圧倒的に多いこと」を認識して運転する必要があります。

最後に

今回は意外と知られていないゼブラゾーンにまつわる交通ルールを紹介しました。

よく言われる通り、一番危ないのは「だろう運転」です。

優先権がどちらにあったとしても、事故を起こしていいことなんて一つもありません。

どうせなら「急に曲がってくるだろう」、「急に飛び出してくるだろう」と、危険な運転を予測するような「だろう運転」を心がみてはいかがでしょうか。

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