運転歴の長いドライバーなら、一度くらいは飛び石の被害に遭った経験があるのではないでしょうか。
たかが飛び石とはいえ、フロントガラスを全交換しなくてはいけないほど、大きな被害を受けるケースもあります。
飛び石の被害は、車種によって受けやすい車と、受けにくい車があるようですが、その違いとは何なのでしょうか。
今回は、飛び石の被害を受けやすい車と、被害に合いにくい車について解説して行きたいと思います。
飛び石に合って困っているドライバーや、飛び石に合わない注意方法を探しているドライバーには必見です。
飛び石で大きな被害を受けることも
飛び石とは前方を走る車が、小石を弾いてしまい、それが後続車に向かって飛んできてしまうことを言います。
前を走るドライバーも、意図的にやっているわけではないので、言ってみれば事故なのですが、条件によっては大きな被害を被ることもあり、非常に恐ろしいものなのです。
走行中に飛び石を受けて、フロントガラスに5ミリ程度の小さなひびが入り「まあこのくらいなら何とかなるか!?」と気楽に考えていたら、時間が経つうち、ヒビが広がって、フロントガラスの半分がひび割れてしまったということもあるようです。
ディーラーに修理対応お願いすれば、10万円前後の修理代がかかってしまう被害です。
飛び石を甘く見てはいけません。
しかし、飛び石の被害を受けやすい車のタイプがあるようですが、どういったタイプなのでしょうか。
飛び石の被害を受けやすい車のタイプとは
トラックやダンプカーが、砂利道を走行した後に、高速道路に乗ると、タイヤの溝に挟まっていた小石や泥が猛スピードで放出されることがあります。
80キロから100キロもの高速走行中に、後方に向かって放たれるのですから、後続車にとってはたまりません。
一般道でも、スタッドレスタイヤを装着した車が前方を走っていると、小石を跳ね上げ、飛び石の被害を受けることが多くなります。
飛び石となる小石は、前を走る車のタイヤから放たれ、放物線を描きながら飛んできます。
さらに、何度か跳ね上がりながら降りかかってくるのです。
先方から小石が飛んできた時、車高が低いスポーツモデルの車の方が、フロントガラスに直撃を受ける危険性が高まります。
一般車であれば、バンパーやフロントグリルで受け止められる飛石も、先端部分が低いスポーツモデルだと、ノーズからフロントフード、フロントガラスまで小石が転がりやすくなるのです。
飛び石の威力や、当たる場所は、小石の重さや前方を走る車のタイヤや、スピードで変わってきます。
そのため、一概にどのようなタイプの車が被害に遭いやすい、と言い切ることはできませんが、フロントガラスが大きい車、車高やノーズ先端が低い車は、飛び石による被害を受けるリスクが高まります。
飛び石を回避する方法は
勢いよく飛んでくる小石を避けるのは、どんなにテクニックを持ったドライバーでも無理です。
そして、走行中にそんなハンドル操作をするのは、ものすごく危険すぎます。
そのため、小石が飛んできてから対処するのは、ほとんど無理なので、被害を受ける確率を減らすことが重要となります。
予防策としては、前の車との車間距離を十分に取ることと、トラックやダンプカーの後ろにはなるべくつかないようにすることです。
車間距離をあけることは、飛び石対策になるというだけでなく、安全運転にも繋がります。
特に冬場は、車内と車外で温度差がかなりあるため、国産車の窓に採用されている合わせガラスの内側と外側の膨張率の差が大きくなって、少しの衝撃でもひび割れが起きやすくなるので、注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか。
車高の低いスポーツモデルの車は、飛び石の被害を受けるリスクが高まりますが、その他の車種もリスクがないわけではありません。
前方を走る車との車間距離をしっかりと開け、安全運転を心がけることで、飛び石被害を予防する事が可能となります。
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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