人は何故ひき逃げをしてしまうのか!?
それにはある理由が・・・。
元モー娘の吉沢ひとみ容疑者など、芸能人のひき逃げニュースが世間を騒がせています。
ひき逃げ事件がきっかけで、芸能界引退にまで発展してしまったのですが、そもそも、なぜ人はひき逃げをしてしまうのでしょうか!?
人身事故を起こしてしまった運転士は、通常、すぐに車を停止して負傷者を救護する義務があります。
さらに、事故内容を警察に届け出る義務もあり、ひき逃げはこれらの義務の全てに対し違反する行為です。
ひき逃げをすることによって、罪を重ねることになりますが、ひき逃げ事故の被害は絶えません。
今回は、なぜ人はひき逃げをしてしまうか、その理由について深掘りしいきたいと思います。
飲酒運転の隠蔽
元モー娘の吉澤ひとみさんが起こしたひき逃げ事件も、飲酒運転の隠蔽でした。
悲しいことに、飲酒運転によるひき逃げは事件は、後を絶ちません。
元モー娘の吉澤ひとみさんの場合は、事件後のアルコール検査で、基準値の4倍のアルコールが検出されています。
飲酒運転中に事故を起こした際、水を飲んで体内のアルコールの数値を下げ、飲酒運転の事実を隠蔽するため、その場から逃げて時間を稼せごうとすることが考えられます。
実際、元モー娘の吉澤ひとみさんのひき逃げ事件でも、再びひき逃げ現場に戻るまでの15分間に、大量の水分を清酒し、体内のアルコール数値を下げようとした疑惑が持たれています。
当然ですが、飲酒していたかどうかで罪状が大きく違ってきます。
飲酒運転で死亡事故を起こした場合は、危険運転致死罪が適用され、最高20年の懲役となります。
もしも現場から逃走し、うまく飲酒運転の事実を隠蔽できたなら、自動車運転過失致死となり、罪最7年の懲役と、引き逃げ救護義務違反の罪で済むので、刑を軽くすることができます。
実際に事故の後、頭像したことによって飲酒による危険運転を立証することができず、結果として業務上過失致死と救護義務違反の併合罪となった例もあります。
多く場合、これらの隠蔽はすぐにバレるのですが、逃げ得というのも、やはり存在しているのです。
極限状態によるパニック
極限状態におちいると、人はパニック状態になってしまいます。
人を轢いてしまった事故は、普段体験しない極度のストレスにおかれます。
そんなストレスで、頭が真っ白になり、本能的に現場から逃げてしまうパターンです。
危険を感じた時に、反射的に入れるという思考回路が脳内にはインプットされています。
この逃げる思考回路は、人間が過去さまざまな危険から生き延びるため、蓄積してきた動物的な知恵であるのです。
実際に交通事故の加害者の話で多いのは、事故を起こした瞬間に走馬灯を見るという話です。
走馬灯というのは、脳がものすごいスピードで再生され、脳の処理速度を限界まで使用している状態だと言われています。
事故を起こした時、脳は必死に状況を処理しようとし、その結果逃げるという答えにたどり着いているのです。
逃げるという判断は、とても本能的で、社会的なルールから逸脱したものですが、事故を起こした本人にとっては、それが最適解のように錯覚して感じられるのです。
人を轢いた事に気づいていない
これも以外に多いケースなのですが、ドライバーが通行人と接触した事に気づいていない場合もあります。
まさか自分が人身事故を起こしてしまうなんて、想像もしていないという方は多いのです。
雨の日や夜間など、視界が悪い中での事故は、ドライバーが全く気づかない場合もあります。
その結果として、ひき逃げになってしまうわけです。
また別のケースでは、事故のあと車を降りて被害者に声を掛けると、「大丈夫です」と被害者が元気そうに言うので、その場を立ち去ったところ、あとでひき逃げ犯として捜査されてしまうという事件も起こっています。
このケースでは、被害者は怪我もなく元気に見えましたが、帰宅後に鎖骨が折れていることがわかったそうです。
そうして、自覚もないまま知らない間にひき逃げ犯となってしまったわけです。
事故後、被害者が自力で歩行できたとしても、事故を起こしたドライバーは、救護義務報告義務を果たさなければなりません。
怪我のあるなしに関わらず、事故を起こしたら警察に報告し、被害者には病院受診してもらうなどの対応を必ず行いましょう。
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