車のワイパーに1万円が挟まれていたら、あなたはどうしますか?
それは窃盗団があなたの車を狙っている危険なサインですよ。
駐車場に車を停めてもどって来るとワイパーに何かを挟まっている。
闇金のチラシが挟まれていて、イラッとした経験 一度はあるのではないでしょうか。
車に乗る前に気づかず、エンジンを掛けてから気づいたりすると、更にイラッとしますよね?
しかし、これが1万円札だったらどうでしょうか?
「超ラッキー!」と思ってそのお金を取ってしまったら、その隙に車を盗まれてしまいます。
実はこれ、自動車窃盗犯が使う手口なんです。
窃盗犯は、あなたの車の近くで息を潜め、あなたが車から降りるのを待っています。
車を降りたすきに、車に乗り込みそのまま走り去るという事件が、世界中で発生しているんです。
今回は、そんな車窃盗の手口を紹介したいと思います。
日本でも凶悪犯罪が増え始めている
平和の日本では、テレビゲームや映画のような車を奪い取られる強引な手口は、あまり想像し辛い状況ですが、治安の悪い外国では当たり前の日常となっています。
最近、日本でも福岡で起きた「金塊強奪事件」や「現金3億8千万強奪事件」など凶悪な犯行が増え始めています。
車上荒らしにもご注意を
近年は防犯対策も向上し、この10年で「車上荒らし」の犯罪件数は減っています。
しかし、窃盗の手口も年々巧妙化し、いまだ年間10万件もの車上荒らしが発生しています。
注意してほしい手口
止めた車に戻ってきた時にドアのハンドルに硬貨が挟まれていたら要注意です。
または、他の硬い異物が挟まれている事もあります。
このよう、硬貨が挟まっていれば、あなたの車が車上荒らしの対象にされているということです。
多くの場合、運転席ではなく助手席側に硬貨が挟まれていることが多いです。
車に乗るのが運転手である自分しかいない場合は、助手席までチェックしることは無いので、いつの間にか車上荒らしの被害にあってしまうケースは少なくありません。
この手口は、車上荒らしの犯人がターゲットの車を見つけて、硬貨を助手席側のドアに挟みます。
車のドアは、異物を挟むことによって、セントラルロックシステムが効かなくなります。
セントラルロックシステムが効かない状態のため、ドラロックが正常に働かなくなってしまいます。
窃盗犯は、セントラルロックシステムが効かない状態の車に、運転手が戻るのを待ちます。
運転手が車に戻って車を走り出したら、窃盗犯はその車を尾行します。
車の持ち主が車を止め、運転手が車を離れたら隙に、車上荒らしを実行します。
最悪の場合、車をそのまま乗りさってしまう事もあります。
今年5月には、指定暴力団の組計幹部が、高級車を400台、約15億円以上窃盗したとして逮捕されています。
盗んだ車は関東方面に流れ、解体業者や外国人組織の拠点とみられる自動車集積場「ヤード」に流れているとみられています。
「ヤード」に流れた後は、バラバラにして海外に輸出したり、他の車のパーツと組み合わせて転売されます。
窃盗団の手口
窃盗団の手口は、一戸建てやマンションの駐車場に止まっとる高級車のドアロックを小型ドリルで穴を開けて解除したり、盗難防止装置「イモビライザー」を解除します。
元窃盗団の証言
「イモビカッター」をつこうて盗んどった。
1番ようけとられとんのが、ランクルや。
安のでも500万円するから、軽く計算して最低でも15億円は超えとる。
せやから実際は20億円は下らん。
三重県だけでも300台、よその県をあわせると400台や。
こように盗難された車は、二度と戻ってくることはありません。
自分の車は大丈夫と思って油断することなく、自己防衛を徹底しましょう。
最後まで読んでいただき誠に有難うございました。
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