タクシーとハイヤーの違いを解説:気になる料金や見た目!そもそもハイヤーって何!?

皆さんも、タクシーは移動手段として利用したことがあるかと思います。

ですが、ハイヤーを利用したことはあるでしょうか!?

どちらも、お金を払って乗車しますし、違いがあるとしても、その違いはどこにあるのか分かりづらいですよね。

ですが、タクシーとハイヤーには、はっきりとした明確な区別されているのです。

今回は普段はあまり意識していない、タクシーとハイヤーの違いについてご紹介いたします。

何となくハイヤーって、こんな感じだろうと思っている方には、この機会に、ぜひ違いを知ってもらえればと思います。

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利用法と乗車方法

タクシーの場合

タクシーは街中のどこからでも乗ることができる公共交通機関です。

料金設定は、「時間」と「距離」で計算されていて、流しの営業をすることができます。

駅などのタクシー乗り場で待機をしたり、お客さんを下した場所で、次の客を待つこともできます。

基本的に営業時間内であれば、待機する場所は運転手の自由にできます。

ハイヤーの場合

ハイヤーは「個別輸送機関」ですので、流しの営業をすることができません。

公共交通機関としての位置づけではなく、車付きの運転手さんを雇ったことになるのです。

予約なしではハイヤーに乗車することは出来ず、完全予約制の個人輸送の車がハイヤーなのです。

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用途

タクシーの場合

タクシーは基本的には個人での利用が前提となっています。

ハイヤーの場合

ハイヤーは、会社役員の移動手段や、海外からの来客の送迎などに使われることが多いです。

タクシーでもいいのでは!?と思いますが、官公庁や大手企業には、登録されたタイヤー車両しか入れない場所があるのです。

料金

タクシーの場合

タクシーの料金は、基本的には乗車から降車までの間に発生した、「初乗運賃」と「加算運賃」の2つの合計が運賃となります。

つまり、タクシーの料金は、走った「距離」と「時間」に応じて決まるというわけです。

ハイヤーの場合

ハイヤーの料金は、完全な時間制になっています。

目的地までの「距離」と「料金」には関係なく、ハイヤーを利用した時間によって料金が発生します。

しかも、ハイヤーにおける時間制というのは、タクシーのように乗車から降車までの時間ではなく、ハイヤーが自社の車庫を出てから車庫に戻るまでの時間となります。

運転手の資格

タクシーの場合

タクシーの運転手は、自動車二種免許が必要です。

免許取得には、運転経歴が3年以上経過していることが必要です(免許停止期間中を除く)。

ハイヤーの場合

ハイヤーの運転手は、自動車二種免許の他に、特別な接客スキルが要求されます。

また、乗客により英会話スキルや多言語のスキルを要求する会社もあるります。

支払いの仕組み

タクシーの場合

タクシーの料金を支払うのは、タクシーチケットを使う場合を除けば、タクシーを降車する時に運転手へ直接支払うことになります。

ハイヤーの場合

ハイヤーの場合は、基本料金が決まっていて、そこに使用時間や走行距離などを考慮して、前もって契約を行います。

料金の支払いというのは降車時ではなく、後日、請求書の精算としてハイヤー会社に支払うことになります。

ちなみに個人の使用には審査があり、50万から100万円ほどの保証料金が必要となる事が一般的です。

車のデザイン

タクシー場合

タクシーは流しで営業中、お客さんの目にとまりやすいよう、目立つ色を採用している車両がほとんどです。

見た目でタクシーと分かるようなデザインです。

また、屋根の上に行灯が付いているのも特徴です。

ハイヤーの場合

ハイヤーは高級感の溢れる黒塗りである事が多く、屋根の上に行灯もありません。

見た目では、ハイヤーである事が分からない事が殆どだと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ハイヤーは日本だけで通用する言葉で、英語圏の国ではリムジンと呼びます。

また、北海道などの一部の地域では、タクシーのこともハイヤーと呼んでいるところがあります。

日頃は何気なく利用しているタクシーとハイヤーですが、目的や予算によって使い分けてみるのもいいかもしれません。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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