中古車を探していると、年式のわりに、走行距離が極端に少ない車を、見かけることがあります。「走っていない=状態が良い」と思いがちですが、実は、注意が必要なケースがあります。
この記事では、走行距離が少なすぎる中古車の、考えられる理由と、購入前に確認したいポイントを整理します。必ず危険、という意味ではなく、理由を確認することが大切です。
結論:「走行距離が少ない=安心」とは限らない。理由と整備の記録を確認する
走行距離が少なくても、長期間の放置や、短距離利用ばかりで、部品が傷んでいることがあります。また、まれにメーターの改ざんの可能性も指摘されています。整備記録簿や、車の状態を確認して判断しましょう。

走行距離が少ない、考えられる理由
1. 前のオーナーが、近距離の利用(ちょい乗り)ばかりだった:エンジンが十分に温まらず、負担がかかる。バッテリーも、劣化しやすい
2. 試乗車や、展示車として使われていた:不特定多数の人が運転した可能性がある
3. 長期間、使われずに放置されていた:エンジンオイルなどの油脂類や、ゴム部品が劣化する
4. 持ち主が海外に長期出張していたなど、乗る機会がなかった
5. 車検切れのまま、放置されていた
6. 事故後のトラブルで、修理されないまま、工場に預けられていた
7. 中古車販売店で、何年も売れずに残っていた
8. 自宅の駐車場に、置いたままだった
9. 走行メーターが、改ざんされている:違法な行為ですが、実際に問題になった例があります
低走行車に起こりやすい、傷み
- ゴム部品の劣化:ホース、ブッシュ、ベルト、タイヤなどは、走行距離より、経年や、放置の影響を受けやすい
- 油脂類の劣化:エンジンオイル、ブレーキフルードなどが、劣化する
- バッテリー上がり:長期間乗らないと、バッテリーが弱る
- ブレーキの固着:錆びて、動きが悪くなる場合がある
- 燃料の劣化:古いガソリンで、エンジンの調子が悪くなる

購入前に確認したいポイント
1. 整備記録簿や、点検の履歴:定期的に整備されているか
2. 車検証の初度登録年月と、走行距離のバランス
3. 内装・外装の使用感:走行距離に合った、傷みの程度か
4. 試乗する:エンジンの吹け上がり、変速、ブレーキ、異音などを確認する
5. ゴム部品、タイヤ、バッテリーの状態を点検してもらう
6. 保証の内容:購入後の不具合に対応してもらえるか
7. 第三者機関の鑑定書がある車は、確認する
走行距離が多い車は、危険なのか
走行距離が多くても、点検や、消耗品の交換が適切に行われていれば、状態が安定している車は多くあります。走行距離の数字だけで、良し悪しを決めないことが大切です。詳しい選び方は、相場より安い中古車の記事や、中古車を値引きして買う方法の記事も参考にしてください。
購入以外の選択肢
中古車の状態に不安がある場合は、新車を、定額で利用できる、カーリースも選択肢です。税金や車検代などが月額に含まれるプランもあり、購入と比較して、自分に合う方法を選びましょう。
買ったあとにやっておきたいこと
低走行車でも、購入後に、基本のメンテナンスを行うと安心です。エンジンオイルとフィルターの交換、ブレーキフルードやクーラントの点検、タイヤの製造年(劣化)の確認などを、整備工場に依頼しましょう。
よくある質問
Q. 走行距離が少なくて、価格が高い車は、お買い得ですか?
状態次第です。整備記録と、車の状態を確認して、価格が適正かを判断しましょう。

Q. メーター改ざんを、見分ける方法は?
整備記録簿の走行距離の履歴、車検証の年式、車内の使用感を確認し、不自然な点がないか、見てください。不安なときは、整備工場や、鑑定機関に相談しましょう。
Q. 新古車(未使用車)も、同じですか?
登録済未使用車は、もともと走行距離が少ないのが特徴です。詳しくは、登録済未使用車の記事をご覧ください。
中古車の、状態を確かめる、簡単なチェック
- エンジンルームを、開けて見る:油の漏れ、ホースのひび、バッテリーの端子のサビ
- タイヤの、製造年を確認する:側面の4桁の数字(週と、年)。5年以上たつと、ゴムが硬くなる場合がある
- ブレーキペダルの、踏みごたえ:極端に、柔らかくないか
- エアコンの、冷え具合と、におい
- 電装品(パワーウィンドウ、ライト、ナビ)の動作
見るべき点が多いので、購入前に、整備工場で、見てもらうのも有効です。保証付きの店で買う場合も、保証の範囲を、書面で確認しましょう。
まとめ
- 走行距離が少ない車は、理由を確認する
- 放置や、ちょい乗りによる、劣化に注意する
- 整備記録と、試乗、第三者の点検で、状態を判断する


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情報源
- くるまのニュース「たまに見かける『極端に走行距離が少ない中古車』買って大丈夫?」(kuruma-news.jp/post/878197)、文春オンライン、ガリバー・グーネットなどの中古車選びの解説
- 状態は、1台ごとに異なります。2026年10月時点で確認した情報に基づきます。


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