車には様々なカラーリングがありますが、その中でもボンネットだけが黒い車を見かけたことはありませんか?
ボンネットだけを黒く変えている車は、とても目立ちますよね。
ですが、何故ボンネットだけ黒くしているのでしょう。
それには理由があるようです。
人によっては、ダサい、臭い、DQNと思っている方も居ると思いますが、黒にしている人には、しっかりとした理由があるのです。
今回はボンネットだけを黒くしている車の理由について、紹介して行きたいと思います。
理由①「軽量化のため」
車の性能を上げるチューンアップには多様な方法があります。
出力アップも重要な手法ですが、車体の軽量化も欠かせません。
多くの車はボンネットは適正ですが、これをカーボン製に変えることにより、ボンネットの重さは半分以下になるのです。
レースともなると、コンマ以下の秒数でタイムを競うのですから、少しでも軽量化できる箇所があれば、軽量化の対応を行うのが当然です。
そのため、カーレースが好きなドライバーは、自らの愛車もレース用の車と同じ仕様にしたくなるのは当然の心理です。
街中を法定速度で走るのに、そこまで軽量化する必要はありませんが、ボンネットをカーボン製にすれば、レース用の車に乗っている気分に浸ることができます。
ちなみにボンネットにピンが付いている車をたまに見かけますが、カーボンやFRPのボンネットは軽いので、高速走行の風圧により、ボンネットが浮いてしまうことを防ぐための対策として、専用のピンを使い2重に固定しているのです。
特殊なSMプレーをするために付いている訳ではないんです。
理由②「反射防止のため」
一瞬の判断が勝負を分けるカーレースでは、視界に影響が出ないよう、眩しさを抑えるためにボンネットを艶消しの黒色にしていました。
ですが昔と比べて、車のデザインが変わり、最近の車はボンネットが気になるほど視界に入らなくなってきたので、ボンネットが反射してまぶしいと感じるケースも減ってきました。
レース用の車を模倣している場合は別として、本当に眩しさを抑える必要があって、ボンネットを黒くしている車は少ないかもしれません。
理由③「デザイン性」
技術的な理由があってボンネットを黒くしているというより、デザイン的に好む人が多くいるのが最大の理由ではないでしょうか。
ボンネットが黒い車イコール、レース用の車というイメージがあるため、スポーティーな雰囲気をかもし出すことができます。
しかし、実際にボンネットをカーボン製に交換するとなると、それにかかる費用は軽視できません。
いざ交換してみたものの、完成したスタイルに不満を感じることもあるかもしれません。
そういったデザインだけでも取り入れたいという人には、黒いカッティングシートを使用することで経費も大幅に節約できます。
また、なんといっても手軽にボンネットを黒く見せることが出来ます。
自分の車には合わないなと思ったら、カッティングシートを剥がすだけで元の状態に戻せます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ボンネットは面積も広いので、色が黒く変わるだけで印象が大きく変わり、車の雰囲気も違ってきます。
ボンネットが黒い車は、見た目のデザインの好みというケースもありますが、必然的に黒くしている理由もあるのです。
最後読んで頂き、誠にありがとうございました。
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