車のコーティング剤の種類と違いについて:艶は下処理で9割が決まる

カー用品店なんかに行くと、ワックスやコーティングなど、けっこうな種類が並んでいると思います。

車のボディーに艶を出すために、ワックスやコーティングを使うと思いますが、実は艶を出すためにはもっと大切な事があるんです。

艶を出すのに必要なのは、ワックスやコーティングを施工する前に行う下地処理です。

艶が出るか出ないかは、下処理で9割決まってしまいます。

また、ワックスやコーティングの違いついても知っておく必要があります。

せっかく施工しても、ワックスやコーティングの違いを理解していないと、施工後直ぐに艶がなくなってしまう事もあります。

そんな車の艶を出すための下処理や、ワックスとコーティングの違いなどについて解説して行きたいと思います。

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なぜ艶がでないのか?

たまの休みに洗車して、ワックスを掛けても艶が出来ないと思ったことはないでしょうか。

せっかく時間を掛けてピカピカにしようと頑張ったのに、車に艶が出ないとがっかりしちゃいますよね。

実は、洗車やワックスでは、車に艶は出ないんです。

例えばこの写真の車ですが、かっこいいポルシェですよね。

このポルシェは、マット塗装がされており、表面の艶をわざと消した塗装施工がされています。

この車に対し、ワックスやコーティングを行っても艶は出ませんよね。

そもそも下地に艶がないと無いと、艶を出すことは出来ないんです。

ざらざらした表面に、どんなに高いワックスを塗っても、どんなに良いコーティング剤を使っても艶は出せないんです。

艶を出すためには、下処理を行い塗装表面の凸凹をなくしてあげる事が大前提として必要なんです。

じゃあ、どうしたら良いのか。

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プロのコーティング屋さんに依頼する

プロのコーティング屋さんに頼むのもひとつの手です。

もちろん、プロのコーティング屋さんも下地処理を行いっています。

洗車をして、コンパウンドを使って磨きを行ってコーティングする流れが一般的です。

プロに頼めば間違いは無いんですが、問題はやはりコストですよね。

車の大きさによって多少金額が変わってきますが、だいたい10万円くらいが相場だと思います。

ちょっと高いですよね。

気軽に頼めるような金額ではないです。

では、同じような下処理を家で行う事が出来ないかって事になりますよね。

自分で下処理を行うには

この写真の車は、下取り価格0円の軽自動車を譲ってもらって、自分で下処理してコーティングしたものです。

車を譲ってもらった時は、くすんで鉄粉だらけの見すぼらしい全然艶が無い状態でした。

そんな車ですが、機会を一切使わずに手磨きでここまでの艶を出すことが出来ました。

どうやって、自分で下処理して、磨きをして、艶を出すのかってことですよね。

カー用品店に行く、ワックスやコーティングのコーナーにコンパウンドが売っています。

そして、コンパウンド用のスポンジも売っています。

このコンパウンドと、コンパウンド用のスポンジの2つが、まず必要です。

そして、もうひとつ必要な物があります。

車の表面には、鉄粉がいっぱい付着しています。

特に今まで何も処理を行っていなければ、ものすごい鉄粉が付着している状況かと思います。

そのため、コンパウンドで磨く前には、鉄粉除去してから行う必要があります。

鉄粉除去には、鉄粉除去専用の粘土クリーナーか、鉄粉除去スプレーを使用して車表面の鉄粉を取り除いてください。

鉄粉を取り除いた後に、コンパウンドで磨いてください。

下処理の流れ

  • 洗車
  • 粘土クリーナー or 鉄粉除去スプレーで鉄粉除去
  • コンパウンドで表面磨き

コンパウンドを使用する事でのコツですが、強すぎない力で縦と横に磨いく事で十分です。

ただし、手で行う場合、円を描いて磨くのは禁止です。

コンパウンドの磨きは、時間をかければかけるほどプロが施工したような輝きになります。

しかし、ある程度磨けば、それ以上は注意して見ないと分からない程度の差になってきます。

そのため、そんなに気合を入れて磨く必要は無いと思います。

ここまでの処理で艶出しの9割は完了です。

残りの1割でワックスやコーティングを施工します。

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ワックスとコーティングの違い

カー用品店やいろいろなwebページでも同じ様な説明がされていると思います。

しかし、どれも説明が長いんですよね。

なので、私はかいつまんで簡単に説明したいと思います。

ワックスとは

ワックスは蝋だと思ってください。

ワックスの特徴は、濡れたような艶です。

しかし、長持ちしないのが欠点です。

また、ワックスは酸化して固まってしまう性質があります。

そのため、ものすごく薄く伸ばして塗る必要があります。

吹き残したりして残ってしまうと、ワックスは酸化してガチガチに固まります。

固まってしまったワックスは、コンパウンドなどを使用しなければ取れなくなってしまいます。

コーティング剤(ブリス)とは

コーティング剤は、施工が非常に簡単です。

ブリスの場合は、濡れてるボディーに振りかけて、乾いたタオルで拭き取るだけで終わりです。

たったそれだけでコーティングが出来上がってしまいます。

ワックスが濡れたような艶と説明しましたが、コーティングの場合は、透明感のある輝きになります。

そして、ワックスに比べて何倍も効果が長持ちします。

良いことばかりのように感じますが、コーティングにも欠点があります。

コーティングの拭き取りを上手に行わないと、ボディー表面にムラが出来てしまいます。

ブリスの場合は、マイクロファイバークロスよりも細かいクロスで吹き上げる必要があります。

拭き取りムラが有ると、斑点のような感じでムラが残ってしまいます。

まとめ

  • 車のボディーに艶を出したければ、下処理をしっかり行う
  • 下処理で艶出しの9割が決まる
  • まずはボディー表面に付着している鉄粉を除去する
  • 鉄粉の除去が終わったら、コンパウンドを使って表面の磨きを行う

予めしっかり下地処理を行わなければ、どんなに良いワックスや、どんなに優れたコーティングを行っても艶は出ません。

私のおすすめは、コーティング剤のブリスです。

少し値段はするんですが、効果が長持ちするので、結果的には安くなるんではないかと思います。

愛車のお手入れの参考にしていただければと思います。

最後まで読んで頂き誠に有難うございます。

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