最近は、ガソリンの価格が高騰しており、少しでも安いガソリンスタンドで入れようと、セルフスタイルのガソリンスタンドを良く利用します。
セルフのガソリンスタンドは、慣れてしまえばなんてことないですが女性の方や、初心者の人は初めて入れるときはドキドキするでしょう。
セルフのガソリンスタンド時に気をつけたいのが、ガソリンの入れ間違いです。
ガソリン車に軽油を入れてしまい、エンジンをダメにしてしまったというのはよく聞く話です。
当然自分の車では間違いにくいですが、レンタカーを利用したときに起きやすいそうです。
ガソリン車とディーゼル車の違いは広く知られていますが、レギュラー車とハイオク仕様車の違いは意外と知られていません。
今回は、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れたらどうなるのかを紹介していきたいと思います。
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いは?
例えばセルフのガソリンスタンドで、間違えて入れてハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れてしまった場合どうなるのでしょうか。
ハイオクガソリンだと燃料代が高くつくからと、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れて乗っている人もいるようです。
一般的には、ハイオク仕様車にはハイオクガソリンを入れないといけないと言われていますが、レギュラーガソリンを混ぜても問題ないのでしょうか?
オクタン価(燃えにくさ)が違う
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンは、オクタン価の違いで区別されています。
オクタン価とは、ガソリンの燃えにくさを示す数値で、耐ノック性を示す数値でもあります。
オクタン価が高いほどガソリンは燃えにくく、つまり、ハイオクガソリンはレギュラーガソリンに比べて、燃えにくい燃料ということになります。
ハイオク仕様車に、レギュラーガソリンを入れるとノッキングが起きることがありますが、現代のクルマのほとんどはレギュラーガソリンを入れても普通に走ることができます。
実はハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるというのは、ある程度メーカー側も想定しており、即故障に至るということはありません。
現代のクルマは、コンピューターで制御されており、エンジンも例外ではありません。
ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れた場合、レギュラーガソリン用のプログラムが作動し、自動的に燃料噴射や点火時期を遅らせ、ノッキングを抑えるようになっています。
ただし、出力や燃費が5パーセントから30パーセントほど落ちる傾向にあるので、エンジン本来の力を発揮することはできなくなります。
継続的なレギュラーガソリンの使用は避けるべき
ハイオク仕様車に、レギュラーガソリンを入れるというのは、あくまで緊急時を想定してのことです。
継続的な使用は、お勧めできません。
もし継続的な使用でエンジンが故障してしまっても、メーカーの保証対象外となることが多いようです。
また一部の車では「ハイオク専用車」となっているものもあり、レギュラーガソリンを入れることで、エンジントラブルを引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。
さらに年式が2000年以前の古い車では、ノッキングを抑えきれない場合もあります。
総合的に見ると、ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるのはメリットは薄いと考えた方が良いでしょう。
レギュラー車にハイオクガソリンを入れるとどうなる?
全く逆のパターンを想定してみましょう。
ほとんどがレギュラー仕様の国産車ですが、ハイオクガソリンを入れるとどうなるでしょうか。
正解は全く問題ありません
レギュラー仕様車は当たり前ですが、レギュラーガソリンでノッキングを起こさないように設計されていますので、より耐ノック性の高い燃料を入れたところで意味はありません。
また、レギュラー仕様車にハイオクガソリンを入れると、燃費がわずかによくなるという報告もありますが、燃料の価格差を考慮するとメリットは薄いと言えます。
さらに、ハイオクガソリンには、添加剤が含まれていることを売りにしていますが、期待するほどの洗浄効果はありません。
最後に
今回はハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるとどうなるかを紹介しました。
車好きの人は知っていたかもしれませんね。
大切な愛車と長く付き合えるよう、適切な燃料を入れてあげることが大切だということですね。
最後まで読んでいただき誠に有難うございました。
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