「月末になると、交通違反の取り締まりが増える」「警察には、検挙のノルマがある」。そんな話を、聞いたことはありませんか。
この記事では、交通違反の取り締まりに、ノルマはあるのか、公表されている情報から、わかることを整理します。あわせて、主な違反と、反則金・点数の例も紹介します。事実として確認できないことは、断定せずに書きます。
結論:個人への「ノルマ」は確認できないが、組織としての目標はあるとされる
- 警察に、公式に尋ねると、「ノルマはない。必要に応じて、交通安全のために、取り締まりを行っている」と回答されることが多い、とされています
- 一方で、国の予算には、反則告知件数や、反則金の見積もりが記載されている、と報じられています。組織として、一定の目標を持つ構造があることを示す、という見方もあります
- 各県の警察が、目標を設けているという元警察官の証言もありますが、公的な文書で確認できた情報ではありません

つまり、「個々の警察官に、月末までの件数ノルマがある」と断定することは、できません。
予算上の目標とは
国の歳入予算の概算見積書には、交通反則金などの収入の見込みが、記載されています。ある報道では、令和2年度の見積もりとして、反則告知件数が約616万件、交通反則者納金が約543億円とされていました。
この数字は、予算を組むための見込みであり、「個々の警察官への割当て」を意味するものではない、と説明されています。反則金は、交通安全対策(信号機や標識の整備など)に使われるとされています。
「月末に取り締まりが多い」は本当?
「月末」や「ボーナス時期」に、取り締まりが増えるという噂があります。しかし、統計や、公的な根拠は、確認できません。取り締まりの場所や時間は、事故の多い場所、苦情のある場所などを参考に、決められるとされます。

主な違反と、反則金・点数の例(普通車)
| 違反 | 反則金 | 点数 |
|---|---|---|
| 通行帯違反 | 6,000円 | 1点 |
| 灯火義務違反(無灯火) | 6,000円 | 1点 |
| 指定場所での一時不停止 | 7,000円 | 2点 |
| 踏切不停止 | 9,000円 | 2点 |
金額や点数は、車の種類や、改正で変わります。最新の情報は、警察の案内で確認してください。
取り締まりに遭わないために
- 制限速度や、一時停止の標識を守る
- シートベルトの着用、スマートフォンの使用禁止を守る
- 「周りがやっているから」は、理由にならない
- 時間に余裕を持って、運転する
取り締まりの目的は、事故を減らすことです。ルールを守るのが、一番確実な対策です。
取り締まりに納得できないとき
- その場で、警察官に、理由を尋ねる
- 反則金を納めない場合は、刑事手続きに進むことがある。よく理解したうえで、判断する
- 不安なときは、弁護士や、交通事故・違反の専門家に相談する
取り締まりが多い場所の傾向
取り締まりは、次のような場所で、行われることが多いといわれています。
- 事故が多発している場所:交差点、見通しの悪いカーブ
- 通学路や、生活道路:歩行者の安全を守る
- 幹線道路や、高速道路:速度超過の取り締まり
- 一時停止の標識がある、見通しの悪い交差点
こうした場所では、特に慎重に運転しましょう。オービスの記事も参考になります。
よくある質問
Q. ノルマは、本当にないのですか?
警察は、公式には「ない」と説明していますが、組織として、目標を持つという見方もあります。真偽は、公的な資料では、確認できません。
Q. 反則金は、警察官の給料になりますか?
反則金は、国や、地方の収入となり、交通安全の対策に使われるとされます。個人の収入にはならないと説明されています。
Q. 覆面パトカーに、取り締まりが多いですか?
場所や時間によって異なります。覆面パトカーの見分け方は、覆面パトカーの記事をご覧ください。
取り締まりに、納得できないときの、冷静な対応
- その場では、感情的にならない:記録(時刻、場所、状況)を、思い出して書き留める
- 反則金(青切符)の場合:納付すれば、手続きは終わる。納付しない場合は、刑事手続きに移ることがある
- 赤切符の場合:呼出に応じて、手続きを進める
- 不服がある場合:弁護士や、交通違反に詳しい専門家に、相談する
- 署名を求められたら:内容を確認してから
違反を減らすのが、最も確実な対策です。制限速度、一時停止、シートベルト、携帯電話の使用に、特に注意しましょう。
まとめ
- 警察の「ノルマ」は、公式には確認できない
- 予算には、取り締まりの見積もりが載っているとされる
- 主な違反の反則金・点数を知り、ルールを守る


情報源
- くるまのニュース「交通違反取締りの噂『ノルマは実在する?』」(kuruma-news.jp/post/525905)、同「『警察官のボーナスになる?』違反した人のお金は約400億円!?」(kuruma-news.jp/post/868708)
- 国の一般会計歳入予算(交通反則者納金)、警察庁・各都道府県警察の反則金一覧
- 噂の真偽は、公的資料では確認できません。2026年10月時点で確認した情報に基づきます。
あわせて確認したい交通ルール:矢印式信号機の本当の意味


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