街を走る車の前や後ろには、エンブレム(ロゴマーク)が付いています。毎日のように目にしますが、その意味や由来を知っている人は、意外と少ないかもしれません。
この記事では、日本の主な自動車メーカーの、エンブレムの由来と意味を、わかりやすく紹介します。意味づけには、メーカーが公式に説明しているものと、一般に語られている説があります。
結論:エンブレムには、社名・創業者・理念・歴史が込められている
エンブレムは、単なるデザインではなく、会社の歴史や、目指す姿を表すものです。由来を知ると、車への愛着が、少し深まります。

トヨタ
3つの楕円を組み合わせたマークです。現在のエンブレムは、1989年に、トヨタ自動車の創立50周年を記念して発表されました。
- 2つの楕円が組み合わさった形は、顧客の心と、トヨタの心が信頼で結ばれていることを表すとされる
- 背景の大きな楕円は、世界に広がるトヨタの技術と、未来への可能性を表すとされる
ホンダ
「H」のマークは、社名と、創業者の本田宗一郎氏の姓に由来します。四輪車のHマークとは別に、翼のマーク(ウイング)は、二輪車を中心に使われてきました。翼は、技術の進化と、世界への飛躍を象徴するとされます。

日産
日産のエンブレムは、「日」の字(太陽)をモチーフにした円と、社名を示す帯の組み合わせです。「至誠天日を貫く」という言葉に象徴される、誠実さの精神が受け継がれているとされます。近年は、デザインが平面的でシンプルなものに更新されています。
マツダ
マツダのマークは、「M」を表現したものです。社名は、創業者の松田重次郎氏の姓にちなむとされます。デザインは、時代に合わせて、更新されてきました。
スバル
六連星(むつらぼし)と呼ばれる、6つの星のマークです。スバルの原点は、1917年に設立された、飛行機の研究所(後の中島飛行機)にあります。複数の会社が統合してできた歴史を、星の集まりで表している、と説明されています。星の名前は、おうし座のプレアデス星団(すばる)に由来します。
スズキ
「S」のマークは、創業者鈴木道雄氏の姓に由来する、スズキの頭文字です。1909年に創業した、鈴木式織機製作所から発展した会社です。
三菱
スリーダイヤと呼ばれる、3つの菱形のマークです。創業者の家紋にちなむとされます。三菱の社名も、「三つの菱」に由来するという説明が、一般的です。
ダイハツ
「D」をモチーフにしたマークです。社名のダイハツ(大阪発動機)にちなむとされます。
エンブレムを楽しむ
- フロントグリルや、トランクのエンブレムを、よく見てみる
- 古い車と、新しい車の、デザインの違いを比べる
- 外国車のエンブレムにも、紋章や創業の物語がある
エンブレムの意味を知ると、街の景色が、少し違って見えます。
外国車のエンブレムとの違い
欧州の自動車メーカーのエンブレムには、貴族の紋章や、都市の紋章に由来するものがあります。たとえば、盾の形や、動物をモチーフにしたデザインが多く、歴史や出身地を表しています。一方、日本のエンブレムは、社名の頭文字、創業者の姓、会社の理念をモチーフにしたものが多い傾向があります。
国や地域によって、エンブレムの考え方が異なることを知ると、街で見かける車の見え方も変わってきます。
よくある質問
Q. エンブレムは、変わることがありますか?
あります。時代や、ブランド戦略に合わせて、デザインが更新されることがあります。
Q. エンブレムを、自分で交換してもいいですか?
市販のエンブレムに交換することは可能ですが、保安基準(突起物の規制など)に注意が必要です。メーカーの純正品を使うと安心です。
Q. 新しい車のエンブレムの形が、古い車と違うのはなぜですか?
ブランドの更新や、電動化・デジタル化に合わせて、デザインを平面的にする例があります。
Q. エンブレムの意味は、公式に説明されていますか?
公式に説明されているものと、一般に語られるものがあります。気になる場合は、メーカーの公式サイトを確認してください。
エンブレムを、見て楽しむ
- 車を見かけたら、エンブレムの形を、観察する
- 古い車と、新しい車の、デザインを、比べる
- 自分の車の、エンブレムの由来を、メーカーの公式サイトで調べる
まとめ
- エンブレムには、社名・創業者・理念・歴史が込められている
- トヨタは3つの楕円、スバルは六連星、三菱はスリーダイヤ
- 由来には、公式の説明と、一般的に語られる説がある



情報源
- ベストカーWeb「クルマの雑学面白すぎ 意外な意味が潜む自動車メーカー[ロゴ]の由来とは」(bestcarweb.jp/?p=840028)、オートックワン「車のエンブレム一覧」(autoc-one.jp/knowhow/5006255/)、JAF Mate「車のエンブレム トリビア」(jafmate.jp)
- 各メーカーの公式サイトの企業情報・沿革。由来には諸説あり、2026年10月時点で確認した情報に基づきます。


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