あまり普及していないが実は便利な車の装備5選:隠れた名装備を発掘

昔から車には様々な装備があります。

なかには「これ便利なのに何でもっと普及しないんだろう!?」と思ってしまう装備って、実はたくさんあるんです。

最近の車にも、実は使ってみたら物凄く便利だったと発見した装備があります。

今回は、現在実用化されている装備の中で「これはもっと普及すべき!」「もっと普及してもらいたい!」と思う便利な装備を5つご紹介していきます。

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デュアルバックドア


セレナに採用されている「デュアルバックドア」です。

バックドアの上半分、主にリアウィンドウの部分だけが開閉するものです。

ボックス型のミニバンの悩みの1つが、バックドア開閉時の後方への大きな張り出しです。

ミニバンのバックドアから荷物を出し入れするには、車を少し前方に移動させておく必要があります。

しかし、セレナのバックドアは、ガラスエリアのみを開け閉めできるハーブバックドアを使用すると、後方への張り出し幅が半分以下になるのです。

張り出し幅が半分以下となることで、狭い場所でも荷物を出し入れしやすくなります。

リアウィンドウだけを開閉できるバッグドアは、30年くらい前から見られましたが、セレナはミニバンの特徴を生かし、かなり低い位置から開くようになっているので、荷物の出し入れがとても便利になる装備と言えます。

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ハンズフリースライドドア

日産セレナやホンダのN-BOX、ステップワゴン、フリードに採用されている「ハンズフリースライドドア」です。

いずれも、木k−レスリモコンキーを携帯した状態で、車体下のセンサー感知部分に足先をかざすと、自動でスライドドアが開閉するという優れものの装備です。

手足が塞がった状態でも、車に乗り込むことができるので、両手に荷物を持っているときや、子供を抱えていた時も、乗り降りがしやすいのでとても重宝する装備です。

同じように、センサーで自動開閉する機能として、日産エクストレイルの「リモコンオートバックドア」もあります。

これも、リヤバンパー下側のセンサー感知部分に足先をかざすと、自動でバックドアが開閉するのです。

こちらも、両手が塞がった状態でもバックドアの操作が可能な便利な機能です。

電動サードシート格納機能

後席のシート操作を自動で行う事ができる「電動サードシート格納機能」です。

後席のシーターレンジ機能で、ラゲッジの両側に備わるレバーを引くと、ワンアクションでシートを前倒しができる車は沢山あります。

大きな荷物を積み込むときなど、片手でシートを倒すことが出来て、とても便利です。

しかし、荷物を降ろした後に、シートを再度元通りにするとき、大抵の車は手動でシートを起こさなければいけません。

シートを倒すのはレバーでワンタッチで出来ても、シートを戻すのは手動となり、シートを戻す作業が非常に面倒で、且つ、時間がかかる作業となっています。

トヨタのエスティマには、後席サードシート動作をすべて電動で行える装備があります。

サードシートに「電動床下格納機能」があり、スイッチ操作だけで左右別々にシートを床下格納と、シートの復帰動作を一発で完了する事が出来ます。

SUVやミニバンはシート位置が高く、小柄な女性には操作レバーが届きにくかったり、シートが重くて元の位置に戻すのがとても大変です。

しかし、「電動サードシート格納機能」があれば、そんな不安を解消することができます。

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アンブレラホルダー

雨の日にあったら嬉しい装備として「アンブレラホルダー」があります。

昔のパルサーには、運転席ドアを開けるとBピラー下方に傘入れがあって、専用の傘をしまえるスペースがありました。

パルサー専用の傘自体はやや小さめで、使い勝手はイマイチでしたが、アンブレラホルダーはとても便利な装備でした。

ただ、パルサー以降は、純正でアンブレラホルダーが備わっている車は、意外と少ない状況になっています。

カー用品店で売っているものは、マジックテープを使用して、ヘッドレストにストラップを通してぶら下げるタイプで、少し強く押し込むとストラップが外れてしまいます。

そして、一番困るのが、雨水がアンブレラホルダー自体にどんどん溜まってしまい、不衛生な状況となる事と、雨水を捨てるのが面倒な事です。

そんな悩みを解決してくれるのが、雨水を社外へ排出する構造となっている、スズキワゴンRの「アンブレラホルダー」です。

全長90センチまでの傘が、リヤドアの両側に1本ずつ収納できるようになっています。

これも、ミニバンなどには、もっともっと普及して欲しい装備です。

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置きラクボックス

車内のフローに「直接荷物を置きたくない」と思っている方も多いと思います。

そんな方にぴったりの装備が、荷物の置き場所に考えられた「置きラクボックス」です。

ダイハツムーヴキャンパスに国産車で初めて採用されました。

後席の下側に引き出し式の収納設備が装着され、そこから中敷きのユーティリティボッコスを立ち上げると、長さが305mm、幅が270mm、高さが130mmのバケットになります。

買い物袋などを置きラクボックスへ置くと、走行中に倒れる心配がありません。

最近では、買い物袋を引っ掛けられるフックを装着した車が増えましたが、バッグの形状によっては、フックタイプだと使いにくい場合もあります。

その点、置きラクボックスは後席のそれぞれに装着されており、2つの荷物を収納する事が可能です。

置きラクボックスは些細な装備とも言えますが、走行中に車内のシートに置いた買い物袋が倒れてしまい、袋の中身がシートの上に散乱すると、運転の集中力が削がれる原因となります。

このような時に限って、前方を走る車両は急ブレーキをかけるなど、事故を誘発する状況が発生するものです。

そんな意味でも、お気楽ボックスは安全性を高める装備にもなることでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

あまり普及していないが実は便利な車の装備を5つご紹介いたしました。

その他には、荷物の落下防止の装備として、トヨタヴィッツの助手席のシートに設置される、上げ下げ可能なプレート「買い物アシストシート」もありますね。

このような隠れた名装備が、もっと多くの人に知ってもらい、どんどん普及されていくことを願います。

最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。

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